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2003年映画鑑賞記


[1月][2月][3月][4月][5月][6月]
[7月][8月][9月][10月][11月]

◎1月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所 鑑賞環境について
1. 8人の女たち 8+αの大女優を使いつつも、セットのうそ臭さ、女優の大見得を利用しオゾン自らの世界に持ち込む。見事というほかないすばらしい技。 A 川崎チネBE フルシートでした。オゾン作品を知らない人はどう思ったことでしょう。
2. SWEET SIXTEEN テーマが強烈なと対象的に演出はオーソドックなので、今回は青春ものでもあり、更にオーソドックな印象を受ける。 B 新宿武蔵野館4  
3. シベリア超特急3 マイク水野は良くも悪しくも破天荒な展開なのが、今回は普通に近づいてしまった。とはいえ、意味不明な有名監督のパクリの浮きまくりはすごい。 C シアターアプル 休憩時間中もマイク水野のラップCDが流れまくり。洗脳されそうだ ^^;;
4. T.R.Y. 話自体は面白いところはあるが、どんでん返しが説得力無く、ある意味シベ超的世界かもしれない。織田以外の役者をもうすこし活かしてくれれば、、、 C 梅田ブルグ7   
5. 夜を賭けて 大阪版「ギャング・オブ・ニューヨーク」の趣。今まで避けて通られた世界が観られて興味深い。六平直正がすばらしくよい。 B 新宿武蔵野館3  
6. AIKI 話自体は良いのだが、役者の使い方、更にしつこくする演出で、かなりこってり感が強いのが私には受け入れられなかった。 C シアター・イメージフォーラム  
7. ハードキャッシュ いろいろと混みいった趣向をいれようとするも、未整理なのが惜しい。 D 新宿ジョイシネマ3  
8. アウトライブ 韓国製の時代劇は複雑な世にしても純愛にしぼり面白く見られる。アクションシーンは圧巻。みんなクルクル回って目が回りそう。 B シネマミラノ  
9. カンパニーマン 「キューブ」ほどではないにせよ、混みいった展開と独特な画風は魅力的。ミニシアターでじっくりやってもよかったのに。 B 渋谷シネフロント  
10. キス☆キス☆バン☆バン 映画的オーソドックな人展開も、組み合わせ方によって不思議な+αな面白さが生まれている。音楽など後まで残る魅力がある。 B シブヤ・シネマソサエティ  
11. RESET2 足軽 アドリブ+リアリズムを出す意図はわかるのだが、音も画もまともに収められず、役者がまったく観られないのが大欠点。 D シネマ下北沢   
12. クン・パオ!燃えよ鉄拳 うディアレンの映画にもあった手法ですね。もっとハチャメチャに壊しても良いかも。 C 渋谷シネパレス    
13. スパイチーム 過去とのからみも良くわからず、アクションが多いも意味不明。スー・チーは香港映画上、大御所になったと実感できる。 D キネカ大森1   
14. 黄泉がえり 役者の演技ばらばら、エピソード欲張りすぎで空中分解状態。理屈なんて不要だから、中学生のエピソードあたりに絞ってじっくり描いてもよかったのでは? D キネカ大森2    
15. 西洋鏡 映画の夜明け 新しい技術・映画と民衆との遭遇は型どおりではあるが、ユーモラスかつ丁寧な描き方でよい。 B 有楽町スバル座  
16. 忘れな歌 のどかにして、かなり悲惨な映画。演歌的でもあって、日本人で、身近な感じがするのかと思う。 C シネスイッチ銀座2   
17. 壬生義士傳 所々のエピソードは引き込まれるところがあるが、回想形式の冷めのほか、後半の長い語りは映画としての旨みを活かせていない。 D 渋谷松竹セントラル  
18. ブルー・イグアナの夜 これは意外な拾い物。ストリッパーたちのそれぞれの人の描き方が丁寧にうまくできており、最後に締めくくるオーナが印象的でもある。 B 吉祥寺バウスシアター3  

◎2月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所
(音響)
鑑賞環境について
1. ケミカル51 イギリス&カナダが作った、アメリカからみたイギリス観、しかも製作者はアメリカ。複雑な関係だけあってイギリス観の複雑観が面白くできている。クスリは、、、どうでもいい ^^:;; B ニュー東宝シネマ  
2. トランスポーター フランス製香港映画の感。主役ふたりが魅力的に作られている。アクションの使い方、少し前を彷彿するスー・チーの役どころなど、硬軟使い分けがよい。 B シネマメディアージュ
シアター4
  
3. 刑務所の中 今まで力の入る描写が多い刑務所をさらっと軽い調子で描くのが新鮮かつ魅力的。観客に理由を考えさせる余韻を与えるのが面白い。 A シネクイント  
4. 至福のとき けなげなおじさんや周囲の人たちのやさしさが涙ぐましく、心遣いで応える主役の少女がすばらしくよい。最後はいらなかったかな? A 藤沢キネマ88  
5. 僕のスイング 音楽で心を語るほかに、別のジプシーの側面を描くいつものガトリフの他に不器用な恋も面白い。今回は情熱だけでなく爽やかさもあり。 A シネマライズ  
6. Jam Films 短編に慣れないのか、ほとんどが消化不良が多い。但し岩井作品だけが出色の出来。これだけでも見る価値はあり。 C CINE AMUSE WEST  
7. スコルピオンの恋まじない ドリームワークスと組むとウディアレンは特異な部分(特にユダヤネタや言葉など)を切り捨てて、差し障りないコメディにしてしまうのが気になる。 B 恵比寿ガーデンシネマ2  
8. Mr.ディーズ フランク・キャプラの映画をどうすればこれだけ品なく支離滅裂にできるものなのか、逆に感心してしまう。 D 新宿オスカー 歌舞伎町のオールナイトの初回。観客はいろんなひとがいますネ ^^
9. 猟奇的な彼女 “彼女”のキャラクタの追い込みがもう少しあっても良いかと思うが、原作に追加したという延長戦が効果的に活きている。 B 川崎チネチッタ 
CINE4
 
10. 戦場のピアニスト 出ずっぱりの割にはさらっとした主役より周囲に力点のある映画。丁寧にえがかれた時代の流れの“意味”を考えるものでもある。 B 品川プリンスシネマ
シネマ4
プレミアムスクリーンで小キャパということはあれど、
たくさんひとが入っている品川は初めて ^^;;
11 新・仁義なき戦い
/謀殺
新時代と伝統の流儀の対照が目新しいかと思えば消化不良のままいつものパターンに、、、 C 新宿ジョイシネマ3  
12 ウェルカム!ヘヴン 進行にまどろこしさもあるが、言語の使い方、音楽の使い方など洒落ていて印象に残る。ペネロペの使い方が見事。 A シネセゾン渋谷  
13 13階段 ミステリよりも、人の手による死に悩む姿を真面目に捉えるとても印象に残る作品。主役のふたりの他、宮迫などとてもよい演技。「刑務所の中」と併せてみると効果的。 B 品川プリンスシネマ
シネマ2
 
14 ディレイルド 暴走超特急 盗難、テロ、細菌兵器、列車、などごちゃ混ぜに、でもどれもぱっとせず、せっかくのヴァンダムも今ひとつ動き回れず。 D シネマメディアージュ
シアター13
実際の製作国はブルガリア?
15 SEMI 鳴かない蝉 今ひとつ弾けない展開も主役のふたりの演技の魅力で面白くみられる。さてなぜかと思えば、タイトルが、、、 B シネマ下北沢  
16 小さな中国のお針子 中国の当時の事情もさもありなんであるが、三角関係の描き方が製作国のフランス的である。対比的な情の描き方が面白い。 B 川崎チネチッタ
CINE6
チネチッタはアジア映画を
中心としたアジア映画が
増え、好感触。
17 バティニョールおじさん 巻き込まれつつも労つくすおじさんが魅力ある。大戦時のユダヤ人ものは周囲から描く映画の興味深く感じる。 B テアトル・タイムズスクエア   
18 菊豆 イーモウ独特の赤と中国映画と思えぬ艶美なゴン・リー。すごくエネルギッシュな展開と相まって圧倒される。唯一冷めて闇を見つめる息子が「コーリャン」にも繋がる怖さがあり印象的。 A 新宿武蔵野館3



◎3月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所
(音響)
鑑賞環境について
1. 歓楽通り ル・コント作品の一環したテーマというべき男から見た情熱的な愛情の世界。娼館を舞台にすることでまた新しい表現。毎度の事ながらすごい情熱である。 A 川崎チネチッタ
CINE 9
 
2. ふたりのトスカーナ 子どもたちの無邪気なエピソードからユダヤ人以外からみたユダヤ人を面白く描いているのに、肝心なところで繋がらず。チェスのエピソードが惜しいところ。 C シャンテシネ3  
3. 首領への道 劇場版 目まぐるしく話が進み、有名な役者どんどこ出てきてあっさり死んでいく。やはり総集編なんだろうか。きちっと主役の心情を描いて欲しかった。 C 浅草東映パラス 浅草の映画館もそれらしく風情があってよいものです。
4. ティント・ブラス 秘蜜 シノプシス自体は良かったのでしょう。うまく描けば面白そうなシーンもあるのだが、画面が死んでいる。ドラマ目当てでもポルノ目当てでも不満でしょう。 D 銀座シネパトス 18禁なのに女性客が多かったです
5. 上海ルージュ これまた、いままでとはがらっと変わったゴン・リー。色と様式が前に出すぎているかと思うも、後半で生きてくるのでやはり演出の妙。今回も冷めた目が怖い。 A 新宿武蔵野館3  
6. OUT 大甘の石井隆+テンポの悪いカウリスマキといったところ。平山監督の持ち味の室内描写は相変わらず冴えるが「笑う蛙」ほどでもなし。 C 三軒茶屋中央
6. リロ&スティッチ このところの低調を引っ張るディズニー。リロと周りの環境も今ひとつのまま、スティッチと絡むので皆冷めているように見えてしまう。 D 新宿グランドオデヲン  
7. ダイ・アナザー・デイ シリーズ最悪の情けないボンドを描くのは新しいが、00剥奪ゆえの行動になっておらずつまらぬアクションもんになってしまった。 C 川崎チネチッタ
CINE11
 
8. ドラえもん
のび太とふしぎ風使い
前作、前々作のような無意味なパクリもなくなって少しまともだが、ふー子との関係をもっと大事に描いて欲しかった。 C 川崎チネチッタ
CINE GRANDE
 
9. 39-19 カメラを通した目と実生活での関係の差異を活かして三角以上の複雑な関係。それぞれの人の心を考えさせる流れがよい。 B 中野光座 ガタガタだけどなんだか憎めない元映画館が上映会場でした。
10. ノー・グッド・シングス 現代に移しかえてもハードボイルもの味は良く出ている。サミュエル・Jはもう少し冷酷でも良い気がするが。 B 新宿オスカー    
11. ヘヴン 偉大な作家の脚本、ミンゲラのプロデュースという中でしっかりとした監督の持ち味をだしている。常にある緊張感と俯瞰から地上に降りる描き方が素晴らしい。 A シャンテシネ2  
12. 「あの子を探して」ができるまで ドキュメンタリーでしかもイーモウサイドが関わっているので、良い面しか見せないでしょうが、「トゥーランドット」とはまったく違う現場以外も含めた気遣いを行う監督の姿にすごい感心を覚えた。 A 新宿武蔵野館2   
13. タキシード ジャッキーのペースに近づいては来たが、ハリウッド流小細工がしっくりこず、まだまだ道は長そうである。 C 新宿オデヲン座  
14. 過去のない男 いつもの希望に向けて脱出した先の世界だろうか、環境は厳しくても常に希望をもっており、青空が見える。カウリスマキ独特ながらも意外なほどの前向きさ。これまたクセになる。 A 恵比寿ガーデンシネマ1 カウリスマキがこんな良い劇場でしかも大盛況でよいのでしょうか、、、、
15. キープクール カーウェイの影響を受けてか、現代都会で手持ちで、と、かなりスタイルが違う。イーモウの描く北京はやはり色鮮やかで前半のテンポよさは引き込まれるが、後半はくどい。 B 新宿武蔵野館3   
16. 女はバス停で服を着替えた 組み立て方に小沼流面白さがあり、中盤のクライマックスはよいのだが、鹿追町宣伝と戸田菜穂のうるささは何とかして欲しかった。 C 吉祥寺バウスシアター3   
17. ラガーン クリケット風雲録 スポーツを軸にイギリス支配や三角関係などからめて飽きのこないつくり。やはりインドだとテンポのかかり方はやや遅い。 B 国際交流基金フォーラム インド映画ブームは去ったというけれど、この混みよう、ノリはいったい、、、
18. ピノッキオ ベニーニのピノッキオが受け入れられるか、が分かれ目だがこのこと自体が本作テーマに結びつくので、なかなかキワキワで描いた確信範的問題作。私的には乗れましたが、、、 B 品川プリンスシネマ
シネマ3
 
19. 棒倒し! 脚本はよいのだが、引きの画ばかりで、表情も、緊迫感もない。置いてきぼりを食わされた感じ。役者の演技隠し? C テアトル池袋 女子中高生でいっぱいの場内。圧倒されます。
20. ラスムスくんの幸せをさがして 自由な放浪人とはいうが、なんだか子供から見て楽しい、自分が探しているものと感じる生活に思えるのだろうか、楽しさが見えてこないが痛い。 C シネ・リーブル池袋  
21. ガン&トークス プロに徹したというよりは無色に近い若さを強調しているのがよい。力の抜けた感じはかなり新鮮。もう少しテンポがあればよかった。 B 新宿武蔵野館2  
22. 帰ってきた刑事まつり プロ監督&役者が昔の自主映画を思い出して作ったような映画。きちっと作ればよいのだが、これだけ同傾向のエロ・グロエピソードが続くと見るのも辛い。 D シネマ下北沢 前作はチケットも買えなかったが、今回は、、、
23. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン よい原作を、バカ正直に淡々と長々と描いた感じ。テーマがあるのだから、重点を置いてもよいと思うのだが。セキュリティの映画とみると、手口として面白く、防衛の参考になるかも。 C 品川プリンスシネマ
シネマ6
 
24. ブラック・ダイヤモンド ジェット・リーを活かす映画は出来るのだろうか?結局またおばかな極悪兵器のパターンで、アクションの切れ味まで落とすダラダラ展開。 D. シネマメディアージュ
シアター3
 
25. クローサー 主役3人を如何に美しく、カッコよく見せるかに徹した映画。話自体はどうでもよい感じだが、目的がはっきりしててよい。 B シネマメディアージュ
シアター13
 
26. OKITE やくざの詩 今ながらに昔のやくざ気質を表現するのが松方監督の持ち味になるのだろうか。唐突だったりもするがそれなりの味がある。 C 新宿トーア  
27. アナライズ・ユー 刑務所から出てくるまでは小気味よくよいのだが、それ以降は設定もへったくれもなく。精神科のこだわりが欲しかった。最初の数十分で設定を忘れるのは、最近のアメリカ映画の特徴でもある。 D 丸の内ピカデリー2   



◎4月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所
(音響)
鑑賞環境について
1. わたしのグランパ 立場違えど、「OKITE」の松方同様、昔気質を描くのは良いが、現在がとても古臭くかつ、重要な周囲がまともな設定でなく、対比も出来ぬアンバランスで終始していた。 C 丸の内東映   
2. 卒業 2人の関係をはっきりと明かさず、2人の些細な行動から、関係と心の内の理解を表現をしていく。脚本と演出一体だからできた素晴らしい作品。 A シャンテシネ3  
3. 右側に気をつけろ 80年代に起きたジャック・タチの再評価と関連があると思われる。喜劇、現実、製作上の氏および創作の理解をゴダール流の文法で表現。これは乗れる作品であった。 B シネセゾン渋谷  
4. WATARIDORI どうやって撮ったか、作品を観て益々不思議になる伴走シーン。余計なことを話さず、鳥達のたくましさ、美しさをひたすらに表現し、観客に個々の感性に委ねる。画に対する自信の表れでしょう。 A 川崎チネチッタ
CINE 3
 
5. 近未来蟹工船
レプリカント・ジョー
インディーズの割には演出技術はあるようで、前半の労働に関するくだりはよいのだが、レプリカントの必要性がない、というか邪魔。オバカといわずまっとうに取り組んでよいのでは? C BOX東中野   
6. 可愛い悪女 ドタバタ強く、軽いタッチながらも、明智シリーズのような井上梅次タッチがうまくかみ合っていた。男を手玉にとるセクシー美女という設定が時代にマッチ、范文雀がこういう役をやっていたとは。 B ラピュタ阿佐ヶ谷  
7. シカゴ 「オール・ザット・ジャズ」ファンとしてはたまらない一本。ボブ・フォッシーのスタイルを完全に継承し、舞台を有効に生かしている。 A 川崎チネチッタ
CINE 8
 
8. クレヨンしんちゃん
嵐を呼ぶ栄光の焼肉ロード
ここ数年、原作も、子供も放り出して、別世界に迷い込んでましたが、今回は本来の世界に近くなって安心。ナンセンス、意味不明、でも可笑しいがやはり持ち味でしょう。 B 品川プリンスシネマ
シネマ8
 
9. オペラハット 20年ぶりくらいの再見。主役は別にオバカじゃなく、自分の信念をもって、都会の風に流されることなく行動した結果というのが、キャプラらしく、リメイク版では忘れられてしまったところ。 A 新文芸坐  
10. ベッカムに恋して 予想と反して、インド色が強く、インド映画のお約束を踏襲し、最後にインド映画だったら掟破りのすごくチャーミングな結末。イギリスのインド系の人もインド世界を大事にするのですね。 A テアトル新宿   
11. Blue 女子高生の恋愛観が結構うまく出ていた作品。恋愛の優先度とか、大事にするから、内緒にするとか、一点上からみる視点はなかなか難しさが見て取れる。 B CINE AMUSE EAST  
12. ボーリング・フォー・コロンバイン 世の評判と裏腹に意外と底の浅くあっさりとした映画。9.11 より遥か前から日本では報道されている内容が多い。逆にこの程度さえ知らされないほどアメリカのマスコミ規制があるのかと思うと怖いかも。 C 川崎チネチッタ
CINE 9
 
13. 母の微笑 宗教もので、「列聖」なるものの重要性も理解できないが、荘厳厳かなものに対する裏の醜さを表現し、社会的に絶対と決め付けていたものを批判する姿勢の鋭さを感じる。独特のカメラ&色表現も健在。 B 朝日ホール  
14. 風の痛み 精神的「疲れ」と不慣れな恋を描く点でいつものソルディーニらしい。冒頭で、主人公の性格付けを徹底的に行い、それを以って、最後まで行動の裏づけを行う表現方法は印象深い。 A 朝日ホール  
15. 彼らの場合 神の前で「永遠の愛」を誓うことと現実とのギャップの描き方がスピーディ&ユーモラス。切り返しが平凡すぎるが、しかし締めくくりが素晴らしい。 B 朝日ホール  
16. わたしの一番幸せな日 ゲイを恐れてティーンの子供に早くSEXしなさいという。なんかすごい世の中。家族それぞれの解体と再構築。格式重んじる母親の裏側が印象深い。 A 朝日ホール  
17. 剥製師 ストーカー系の映画といえるが、ホモ・セクシュアルをはっきりと描く。ヴァレリオの優柔不断さがわかりづらくはあるが、ペッピーノも単に怖いおっさんじゃなく、孤独や不安をきちっと描いているのはよい。 C 朝日ホール  
18. ハッピー・フューネラル 中国の経済発展、自由経済化とともに、増える広告の痛快な風刺ととれる。確かに北京に行ったときの中国の広告の大きさは尋常じゃなかったから。 B シネマスクエアとうきゅう  
19. 愛してる、愛してない... 1つの物語を2方向別の視点で描くことで、まったく異なる恐ろしい映画が成立するというすごい映画。オドレイ主演ということで、見事に騙されました。さすが。 A 新宿スカラ3  



◎5月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所
(音響)
鑑賞環境について

◎6月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所
(音響)
鑑賞環境について



◎7月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所
(音響)
鑑賞環境について



◎8月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
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(音響)
鑑賞環境について



◎9月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所
(音響)
鑑賞環境について



◎10月

No タイトル 感想 評価
(A
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鑑賞環境について



 


◎11月

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観た場所
(音響)
鑑賞環境について



 


◎12月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所
(音響)
鑑賞環境について