ヨーロッパ映画の正当派、良質な作品を紹介してくれる会社アルシネテラン。
そのアルシネテランのホームページのタイトルリストの中にある"La cena(The Dinner)"という作品が、
私が今、最も期待している作品です。

　　「マカロニ」「特別な1日」などの作品を撮ったエットーレ・スコラの新作、
99年に公開された「BARに灯ともる頃」だって、89年の作品、精力的に活動されている監督なのに
新作がぜんぜん入ってきません ;_;
"La Cena" はイタリアオフィシャルサイトを眺めては、日本には入ってこないかなあ、、、と
ちょっとあきらめ気味だったので、ライアンアップにあるだけでもこれは嬉しい。
是非、早く公開してほしいものです。

　　さて、音楽はアルマンド・トロヴァヨーリ、エットーレ・スコラとトロヴァヨーリは名コンビで、
監督の作品では数作をのぞきほとんどがトロヴァヨーリ音楽によるもの。
"La Cena"サントラ盤はいつものやさしさあふれる曲調が全編をを包みます。

　　トロヴァヨーリは少し前に「黄金の七人」シリーズなどで、渋谷中心に大流行で、
大型CD店ではいまだにトラヴァヨーリコーナーができています。
そして、６８年の「女性上位時代」がもうすぐリバイバル公開されます。
しかし、その中ではエットーレ・スコラはあまり触れられていませんでした。
でも、私的にはトロヴァヨーリといえばやっぱり、エットーレ・スコラ。
　
　　少し前に発売(1995年)されたものですが、スコラ監督、トロヴァヨーリ音楽による作品集CDが
あります。「BARに灯ともる頃」もしっかり収録されています。
聴くだけで心に響く作品が多数あります。特にCD２の方はよく部屋の中で流しっぱなしにしているものです。
解説書(もちろんイタリア語です)にはスコラ監督他によるイラストが多数あり、
イタリア語のわからない（のにイタリア映画好き）私にも、見ても楽しい１枚です。

２アルバム共にイタリア盤です。